世代的なこともあるし、高校時代はバスケをやっていたこともあって、スラムダンクは普通に好きな作品です。そこまでのファンでもないはずなんだけど、気が付いたら、映画も初日に見に行ってしまっていた。
結論、映画自体はとても良かった。原作を一度でも読んだことがあれば、まぁ間違いなく楽しめる一級のエンタメ作品だと思った。あの山王戦がここまで再現されて、このスピード感と迫力で見れるなんて、誰か捕まえて、もう一回くらい見たい。
映画の主人公は、宮城リョータ。主役級の登場人物の中でも、現実的なサイズ感で身長168cmのポイントガード。あの田臥勇太が173cmなのでだいたい同じくらい。運動神経抜群でなおかつピアスなんかしてて、お洒落なキャラクター(個人的には豊玉の南に次いでお洒落なイメージ)。物語全体を通して当然目立ってはいるが、原作ではアスリートとしての側面はあまり目立って描かれていなかった。もちろん凄い選手なのだが、背景みたいなところはほとんど出てこない。というか、そもそもスラムダンクの湘北高校は公立高校ってこともあるし、宮城リョータに限らずスポーツエリート的な描かれ方はほとんどしていない作品であった。映画では原作では描かれなかった宮城リョータの生い立ちとか、アスリートとしての側面が丁寧に描かれるわけです。