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お気に入りの食器を探して

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以前、骨董市で見つけて、色と柄がかわいいので買ってしまった小さいコーヒーカップ。
正確に言うと、このサイズはコーヒーカップではなく、デミタスカップというらしい。エスプレッソをすこし薄めて飲むのに丁度よくて、お気に入りです。

正直なにも調べずに、意外といい値段がしたんですが完全にフィーリングで買ってしまい、後で調べたところ、ARABIAというメーカーのPaju(アラビアパユ)というモデル。けっこう人気のあるビンテージで、1970年から72年くらいにかけて作られたモノらしい。

ARABIAだから中東なのか?と思いきや、北欧フィンランドのヘルシンキにあるアラビアという名のエリアが発祥ということで、アラビアというブランド名らしい。マリメッコなんかと近い雰囲気のデザインが北欧っぽい。

あまりに気に入ってしまったので、同じ柄のブルー系の配色のPajuを追加で手に入れて、ペアにしてしまった。青と紫のPajuも落ち着きがあって、これがまた雰囲気がある。

いままで食器に興味を持つことはあまりなかったけど、お気に入りのカップでコーヒーを飲むと、それだけでちょっと気持ちが軽やかになるような気がする。

ちいさなコーヒーカップから、好きな物、感性にあう物に囲まれて暮らすことの大切さに気づかされたりする。意識しなくても目に触れるもの、手に触れるものの全てが、少しづつ自分を創っていることを、忘れてはいけないんだと。

つい妥協しがちになってしまうけど、身の回りにある全ての物にこだわりを持っていかなければいけない。価格とか人気とか関係なく自分の感覚で、自分の本当に大切にしたいと思える選択をしなければ。きっと、あっという間に人生は終わってしまうから。

なんて、物欲への体のいい言い訳に過ぎない気もするんだけど。