月別アーカイブ: 2007年6月

Web会を経て思うこと

不定期で開催しているWeb会に参加しました。
主催はイケサイを運営しているZIRAIさん。
今回の参加メンバーは、クリエイター系を中心に6名。

ディレクター系は少数派ですが、制作サイドの考え方なんかが
よくわかり、凄く刺激になる。
また、20代も後半になってくると、それぞれが色々な形で、
将来を見据えて思いを巡らす時期のようだ。
中国に転勤する人、フリーを目指しつつ努力する人、
転職に向けて情報収集する人、転職に迷う人。。。などなど

そんな飲み会で思うことは、同じWeb業界でも可能性の感じる方向性は
微妙に違っていて、それぞれが考える可能性に向けて、進んで行くということだ。
もちろん、やりたい事もその進路には相当含まれるのだけれど。
そんな風に考えながら、話しを聞いていた。

そんな飲み会なんかもありつつで、最近思うことは
Webと広告が本当の意味で交差し始めているのではないかという事。
Webコンテンツのクオリティがここ1年でものすごくUPしていることと無関係では無いと感じる。

もちろん、昔からクオリティ高いWebコンテンツはたくさんあったけど、
今年に入ってから、本当にクオリティ高いコンテンツをよく目にするようになった。

Webコンテンツの予算をWebの予算としてでなく、
広告の予算から引っ張ってくるように各企業がなってきていることが
この状況を生み出しているような気がする。

企業といえども動かしているのは人だし、人はWebの進化のスピード
のようには変わっていかないから、旧態依然として
『WebはWeb会社に、広告は広告会社に。』
って感じがいままではあったんだと思う。

でも、やっとどこかで
『Webって広告なんじゃん!』
って気がついたのか、代理店が気づかせることに成功したのか
そこはわからないけど、そうなった。

で、Webの費用と広告の費用じゃ、企業の投資の仕方はもう桁が違う額になるわけで。
そのお金が代理店に流れていて、企画から制作までに潤沢に予算が回るから
必然的にクオリティが上がる。

そもそも一線の広告の世界は、Webに比べて敷居が高く、狭き門だし、
クオリティへの意識の高さや、プレゼンテーションの技術、アイディアの押し出しの強さ、
どれをとっても後発のWeb業界の人間ではなかなか太刀打ちできそうにない。

実質的に制作するスキルを持ち合わせているWeb会社に、最終的に発注は来ることに
なるのではあるが、そこには広告の費用として大きくなっているはずの予算は回ってこない。

元々気がついていた企業もあれば、やっと気がついた企業もあり、
それだけWebの優位性が浸透してきた証しではあるのだけれど。

で、そう考えると自分がとるべき行動もおのずと見えてくるのでは
ないかと思えてくる、今日この頃である。