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アンリ カルティエ=ブレッソン 「こころの眼」

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アンリ カルティエ=ブレッソン。
以前、自伝映画を見た時に感銘を受けて以来、好きな写真家で、
タイミングよく銀座で写真展がやっていたので見ることにした。

この日の銀座は快晴で真冬にしては暖かく、
気持ちの良い日だった。
歩行者天国を歩く人達の足取りも軽く見えた。

写真展は想像以上に点数も多く、
非常に充実した展示だった。

世界中の決定的瞬間を収めた写真の数々。
そのどれもが、流れる時間の中でその瞬間だけの美しい構図を切り取られて、
今、目の前に存在している。
奇跡のような瞬間は、きっと誰の目の前にも起きていて、
それを感じることが出来る感性を持ち合わせている人にだけ
それが見えるのかもしれない。

当たり前のことなんて何もなく、全てがこの瞬間の連続で、
日々の素敵な出来事や感謝の気持ちもきっと同じように、
大切な決定的瞬間だったはず。

それを感じられていただろうか。

目が濁り、心が曇り、優しさを忘れていたのではないだろうか。

自分の「こころの眼」について、
自問自答を繰り返した。
明確な答えは出ないまま、あるのは現実だけだった。

コルテオ♪

何かと話題のコルテオを見に、代々木公園の特設会場に行ってきました。
東京公演が千秋楽に近いということで、かなりの盛況。
実はサーカス(?)が人生で初めてということで、
かなり期待していました。

全体が丸い会場の真ん中が舞台になっていて、
観客席が2つに分割されている構造。

舞台の美術がかなり芸術的で作り込まれていて、
世界観の演出は素晴らしいと思った。

で、内容はと言いますと、
まぁ、人間離れした技の数々は本当に凄いんだけど、
想像を超えるほどではなかったというのが正直なところ。

コルテオは今までのシルク・ドゥ・ソレイユのものとは演出が
変わっていて、ストーリー重視の物語性の強いものとのこと。
そのあたりが、好き嫌いが分かれるのかもしれない。

でも、曲はとてもよかったです♪
http://www.fujitv.co.jp/events/corteo/index.html

生活と芸術-アーツ&クラフツ展

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行ってきました、東京都美術館アーツ&クラフツ展。
のんびり午後に出掛けたので、入場時間ギリギリになってしまいましたが・・・。

19世紀当時、失われつつあった手仕事の喜びや素晴らしさを
再認識する「アーツ&クラフト運動」が生んだ、生活に則したアートを、
たくさん見ることができた。
やはり、アートも生活に関わるものだと、身近だし、
実際に見て、参考になるようなものも多い。

特に、当時の壁紙やテキスタイルは個人的に好きなのもあって、
かなり楽しめました。
現在のマリメッコに代表される北欧ファブリックなんかにも、
確実に影響を与えているのを感じられたし。

帰りに、図録とウィリアム・モリスの本を買って帰りました。

上野の桜はまだ咲いてませんでしたが、
この展示はかなりお勧めです。
でも、そろそろこの展示も終わるので、
来週あたりは、相当混むと思います。

それにしても、このタイトル画像のデザイン、めちゃめちゃ秀逸だと思う。
これに惹かれて、足を運ぶ人は多いと思う。

JUST WAIT

明日が最終日ということで、坂田栄一郎さんの個展「JUST WAIT: TIMES SQUARE 1966-70」を見に行く。
場所は田町のフォト・ギャラリー・インターナショナルという小さなギャラリーだ。
坂田栄一郎さんの個展を見るのは初めてだったが、衝撃だった。1966年から70年にかけて、ニューヨーク・タイムズスクエアで「Just!wait」と声をかけて撮影したというその写真に収められた人々の活き活きとした表情やまとった空気までがこちらに伝わってくる。
黒人、スパニッシュ系、白人、そこに集まる人々の個性的な表情を見ているだけで、想像が膨らんでくる。子供も大人も男も女もギラギラしている時代、不敵に笑う人々が話しかけてくる。当時のその場所にいるかのような臨場感に圧倒されてしまう。
きっと誰もが何処かで見た映画のワンシーンを思い出すかのように写真から物語を作ることが出来る。それほど一枚一枚の写真にストーリーがある。

写真を見てここまで感動するなんて、報道写真のような衝撃と映画のようなエンターティメントを合わせたような写真展でした。明日までじゃなければ勧められたのに。。。
写真集を買ったので、興味がある方は是非お声がけください。