負けて学ぶ

最近、競合に負けました。

そんなに規模も数も多くはないものの、競合プレには勝っていて、
関西時代も含めると5連勝くらいしていました。

そんな中で、最近2回連続で負けてしまい、
これは何か反省せねばならないと思い、ここに残すことにしました。

広告における競合というのは、バスケットボールで言うところの「リバウンド」と同じで、競合相手の得点を防ぎ、自分達の得点を得られるという、通常の仕事の2倍の価値があるものです(多少強引ですが)。

もちろん、色々な思惑もありますし、最初から公平な状況ばかりとは言えませんが、少なくても参加させて頂ける時点で、プレゼンの場は与えられるわけで、チャンスはあります。

今回の競合はどちらも、今までご一緒していたクライアントだったので一見有利なようで、今までご提案して実施してきたものがあり、所謂「飽き」とか「既視感」というのもあって、不利な状況でもありました。

まず、1つ目の敗因。

広告のコミュニケーションは最終的には効率論なわけですが、そこにクリエイティブや担当する「人」が介在する以上は、効率的であることと共にわかりやすさや、楽しさ、新しさ、など提案自体の「工夫」が重要で、説明時間が限られる競合プレゼンにおいては特に意識しなければいけなかった。

それを意識して、わかっていながら、チームにアラートを出せなかったため、負けてしまったのだと、今は思っています。自分の中でややマンネリもあったし、勝つことへの意思も自分としてはやや曖昧だったと、反省しています。

そして、2つ目の敗因。

2件目は、案件の相談を受けて、企画を何案も用意してプレゼンを何回かした後に、事情で競合になったパターンで、たまにそういう事も起きます。
それまで出していた企画は当然出せないわけで、それまでの提案でスタッフも疲弊していたりで、状況的にはけっこう厳しかったのは確かです。

でも切り替えなければいけなかった。
自分では切り替えたつもりではいたが、どこかに甘えがあったのだと、今は思う。あのタイミングでするべきだったのはスタッフを追加する、もしくは入れ替えることだった。

新しい空気を入れて、フレッシュな気持ちでやらなければいけなかった。

自分自身でやり通すことに執着し過ぎてしまって、適切なヘルプを求めることが出来なかったのは、つまらないプライドや慢心だった。

結果、負けてしまった。

負けても少しは学ぶことはありますが、勝って実施することで得られる経験には全く及びません。やっぱり勝たないといけなかったと、改めて。
この悔しい気持ちや後悔を忘れずにいたいと思います。

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