推定ドイツ人

いつもの感じで、菊名行きの東横線最終電車に乗る。
金曜ということもあり、もうクタクタで、
なんとか座れないかと、空いた席を探してみる。

もうだいぶ混み始めた車内は席は埋まってる状態で、
座るのを諦めようかと思った瞬間、何故か空いてる席を発見した。
「おっ!?」と思ったが、こういう場合は大抵なんらかのトラップが潜んでいる。
油断は禁物だ・・・っと思ったがすぐに理由は判明した。
隣に190cmはありそうな、外人が座っていたのだ。

ギド・ブッフバルト?ってくらいでかい。。

自分の疲れ具合と、この状況で座るリスキー度を瞬時に計算し、
他のお客も含めて普通は避けるであろう状況だったのだろうが、
疲れはリスクを凌駕するのか、こともあろうか速攻座って、速攻寝た(笑)

「スイマセン」

え?俺に声かけてるの??
ハッと起きると隣の外人が話しかけてきた。

車内の他のお客も「ハッ!??」って一斉にこっちを見た後、
すぐに目を逸らしつつ、耳だけはこっち!みたいな状況に。

「コノ電車デ菊名マデ行キマスヨネ?」
「ヨコハマ線はマダアリマスカ?」

この時間に横浜線があるはずもなく、
普通に無い旨を伝えると、

「ソウデスカ、アリガトウゴザイマス。。」

寝ぼけていたわけじゃないけど、
驚くほど普通に対応して、また寝てしまった。

「スイマセン、モウ1ツ、質問イイデスカ?」

しばらくして、また声をかけてきた、
はいはい、なんですか?

「菊名カラ、タクシーデ、ヨコハママデ幾ラカカリマスカネ?」

4000〜5000円くらいだと答えると、安心したのか、
色々話しかけてきた。

「イヤ〜、今日ハ失敗シチャイマシタヨ!」
「飲ミ過ギテ、電車間違エテシマイマシタ(笑)」

日本語も上手だし、普通にいい感じの人で、
友達が横浜にいるとの事で、そこまで行くらしい。

菊名で一緒に降りて、タクシー乗り場まで案内してあげました。
ドイツ人がお酒に強いというのは、僕の思い込みかもしれない。

つーか、彼がドイツ人っていうのも、
思い込みかもしれないっていうか、たぶんそう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。