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広告のお祭りの終わりに

先週は広告業界最大のお祭り「カンヌライオンズ2015」だったんですね。
私はいちおう業界のど真ん中の会社に席をいただいていて、周りにもライオンホルダーがちらほら。

最近はFacebookなんかもあまり開かないんですが、たまたま開いたらけっこう皆さんカンヌに行っていたみたいで色んな投稿が飛び交ってました。所属する部でもヘルスケア部門のブロンズ取った人が出ました。

そんな環境だから、なんか自分でもいつか手が届くんじゃないか、とか
現業で努力していればチャンスが巡ってくるんじゃないか、とか思いがち。

この業界にいて、賞を獲りたいと思っていない人はほとんど存在しない。
たまにいたりするけど、本気で言っているとしたら一秒でも早く業界を辞めるべきだと思う。
業界以外では無意味かもしれないけど、本質的ではないかもしれないけど、最高で最大の評価基準であることは間違いないし、商業アート自体が本質的でないという事自体は否定しないけど、それらがコミュニケーションのひとつの形だとして、不特定多数の誰かの評価や相対的な評価なしに語ること自体が無意味だと思うからだ。

クリエイティブやコミュニケーションを生業にしているってことは、少なからず社会に対して自分の価値観やセンスで何か少しでも影響を与えたいし、与えられると信じているってことになる。そこに一定の責任を持たなければならないのだと思う。無自覚にいてはならないと。

この世に生まれてきたからには、一瞬でも自分の人生の瞬間を世の中に対して刻んでやりたい、足跡を残してやりたいと、たとえそれが完全な自己満足だったとして、非難されても、この感情から来る動機を完全否定できる人がどれだけいるか。少なくても自分はそうだ。

いつからか、この業界に身を置くようになって、近いようで遠い場所にいて。毎年ボーっと傍観するだけの日々で消えかけてはいるけども、ボソボソくずぶっている。
そろそろ完全に諦めないと取り返しがつかなくなる。少なくても目指すならここにいてはいけないんだってことは完全に気がついていて、気がつかない振りをしている。

諦めるってことは辞めることだから、どっかで踏ん切りつかずに、流れに身を任せてしまう。
自分を信じてあげたいけど、ダメなもんはダメ、能力だけの問題じゃない。

なんてことを考えていたら日付が変わって、明日で37歳。
自分で決めた期限を2年も過ぎてしまった。

お祭りは終わらせるのも意外と大変なんだなーと。

春の雑感

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何事もなく新しい年度が始まる。
最寄駅は大学の入学式なのかごった返していて、新しい生活に心躍らせる新入生が眩しいくらいにキラキラしてる。

仕事も2月で落ち着いてしまって、そろそろ新しいチャレンジが必要なようです。

春になって、4月2日をむかえる度に、自問自答を繰り返している気がしますが、
今年も、打算とプライドの狭間で必死にもがいていきたいと思います。

不正なアクセスを検知いたしました

というサーバー管理会社からのメールが届いたのが、1月22日。
更新できない状況が続いていましたが、やっと解除できました。

それにしても、「不正なログインを試みるアクセスの可能性が高い」とは穏やかじゃない。
別にブログの内容自体は政治的な発言しているわけじゃないけど、
色々踏み台にされたりとか、ろくなことがないと思うので。

個人への攻撃ではなく、WordPress全体への攻撃だといいのだが…。
これからも細々と更新していきたいので。

奇跡なんて起きない

過信があったんじゃないか。

何もできないくらいに実力差があっても、最後まで気がつけない。
まだまだ実力を出し切れていないだけだと。

挑戦者の気持ちを失ってはいけないんだ
世界は広い、上には上がいる。

やっぱり奇跡なんて起きない。
がむしゃらにやるしかないんだ。
弱者には弱者の美学があるんだと、自分に言い聞かせる。

5月の風は穏やかに吹く

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1年振りに見る東京の月。
なにも変わらず、凛としてきれいだから
嬉しくて、すこし悲しくなります。

5月の風で、月のうざぎさんも
あたふたしていたりするのかな。

心配しなくても風は穏やかだし、
もうじきに止むと思うから。

なにもなかったように止んで、すぐに夏が来るから。

風を待つ春

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明日から新しい期が始まる。
色々な騒ぎはありつつも、結局変化の無い春を迎えた。

自分に変化が無いだけで周りはどんどん変わっていって
否が応でも変化が求められることにはなるのだけれど。

大きな変化を自ら起こすこともなく、
ただ惰性で生きていることに焦っていた。

でも、今はもう少しだけゆらゆらと
風向きが変わるのを待とうと思う。

目の前のことに真剣に向き合えば
きっと良い風は吹くはず。
今までもずっとそうだったことを思い出した。

気が狂いそうなほど悩んでも、
この1年なーんにも良いことは無かった。
失うものはもう何も無くなったんだから、焦る必要もなくなったんだ。

なんとなく、良い1年になる気がしてきたぞ。